9月30日(金)に本校体育館で2年生の生徒を対象に「がん教育(がんのことを正しく理解しよう)」を実施しました。講師には和泉市立病院総長の福岡先生にお越しいただき、お話しいただきました。
中学校でこのような取り組みを行うのは、和泉市では2校目ということでこれから広めていこうとする事業です。マスコミなどでは、芸能人の方がガンを患い、その様子を伝えることである程度ガンというものに意識を持っている生徒もいると思います。この授業は①ガンについて正しく理解する ②ガン患者に対する正しい認識をもつ ③命の大切さを知る ということを目的に行いました。
この授業を実施するに当たり、生徒の中に家族や知り合いの人をガンでなくしていたり、今現在闘病中の人が身近にいる人がいて、この授業を行うことで精神的に辛い思いをしないか懸念されました。ただ、福岡先生から「がんは死亡原因の1位であり、今後日本人の2人に1人はガンになる可能性がある」というお話を聞き、中学生でまだ早いのではという思いもありましたが、正しい知識を持つことで予防できることもあると考え実施しました。
講演の中でも喫煙によるガン発症の危険性をかなり述べられていました。残念ながら本校生徒の中にも喫煙している人がいます。話を聞けば、お家の人も知っているとのこと。一時の誘惑で自分の健康を台無しにするような生き方をしないよう周囲の大人が関わる必要があると思います。個人的には、これだけ人体への有害を伝えられている「タバコ」がこの世界からなくならないのか不思議です。