今日は午後からあいにく雨模様でした。郷荘中学校の下校の様子をお伝えしたいと思います。
本校では毎日正門に各学年の先生が立って、帰って行く生徒に「さよなら」と声をかけてくれています。生徒たちも多くの人が挨拶を交わしてくれています。見ていて心が和みます。生徒と先生が普通に挨拶を交わす姿は、あたりまえのことなのですが簡単にできるものではありません。毎日の積み重ねでこの状況ができてきたのです。
今年度に入って、生徒指導上の課題が増えてきました。生徒の中に過去に郷荘中学校が荒れた時代に憧れを抱く人がいて、落ち着いてきた郷荘中学校がおもしろくないと感じているようです。先生方が毎日その生徒たちに関わってくれています。生徒たちは一人ひとりはかわいいところがあるのですが、集団になるとなかなか先生の指示に従ってくれません。髪を染めたり、変形服を着て登校しその度に学年の先生方が指導してくれています。今は毎日その繰り返しです。最近は授業に入ることも減ってきました。1年前の彼らはみな教室にいたのに何が彼らを変えてしまったのかと考えています。授業を妨害することはないのですが、先生方が彼らに関わる時間が多くて、教材研究をする時間がすべて放課後や家に持ち帰ってするという状況になっています。彼らに今の自分を見つめ直し、この状況を続けることが良いことなのかを問い続け、しっかり立ち直ってくれるよう関わっていきたいと思います。