5月22日(月)の5限に泉北高校の3年生女子生徒3名が本校3年生のクラスで授業をしてくれました。3名の高校生の中に本校の卒業生がいて、中学時代の担任の先生を通して私のところに依頼がありました。彼女たちは高校でさまざまなテーマの中から興味のあるテーマを選んで勉強しているとのことでした。
彼女たちは世界の児童労働の実態から「株式会社をつくろう」ということをテーマに授業をしてくれました。中学生の子ども相手にかなり緊張する中で必死で話をしていました。中学生たちも普段はもっとにぎやかなのに、初めてのことでどう反応してよいかわからずじっとしていると、高校生から「もっと反応してほしいな」と声掛けされていました。高校生が準備した資料で班に分かれて「社長」「秘書」「副社長」「営業担当」財務担当」「社会貢献担当」と役割を決めて話し合っていました。
3年前は中学生だった卒業生が高校3年生になると、こんなに立派になって社会のことを考えられるようになるんだと感心しました。2名の高校生は他の中学校の卒業生なのでもっと緊張したと思います。
初めての試みでしたが、お互いに良い経験ができたと思います。これからも機会があればこのような取り組みをしていきたいと思います。
2017年5月22日月曜日
2017年5月1日月曜日
先生方の勤務状況
先日ニュースで、「文部科学省は28日、2016年度の公立小中学校教員の勤務実態調査の速報値を公表した。調査結果によると、教諭の平日1日当たりの平均勤務時間は、中学で32分増の11時間32分だった。中学では57.6%の教諭が週に60時間以上勤務し、20時間以上残業していた。これは厚生労働省が過労死の労災認定の目安としている月80時間超の残業に相当する。」という記事が出ていました。
校長として教職員の健康管理にも注意しなければなりませんが、できていないのが実態だと思います。保護者の方と話をしていると、教員の勤務実態については知られていないことが多いと感じています。いまだに「先生は夏休みがあっていいな。」と言われることがあります。教師には残業手当がありませんので、勤務時間を過ぎて仕事をしても一切無給です。クラブの顧問をしていると土日も休めないのが現状です。土曜日にたまたま仕事をしていたら、電話が鳴って出ると、「担任の先生はいるか」と言われたので、「今日はいません」と答えると、「なんでいないのか」としかられたことがありました。
また、「休みの日に中学生がたまっているから、指導しに来てほしい」と言われることもあります。保護者からの電話も勤務時間を過ぎてからかかってくることが多く、結局勤務時で帰宅できることはほとんどありません。私立高校などは、夕方になると電話がつながらい学校がありますが公立中学校では実現は難しいかもしれません。
文部科学省からクラブ指導について、週に1回は練習をしない日をつくるようにと通知が来ていて、堺市などはこの4月から実施しています。和泉市でも来年の1月には実施する予定です。その反面、最近は中学校以外でスポーツを習っていて、その大会に中学校の教員が引率していかなければいけないという問題もあります。当然土日のどちらかはその対応になります。学校が抱える仕事が膨大になってきていると感じます。
子どもたちの育成や先生方の健康面を考えると、家庭や地域がもっとかかわっていかなければいけないと思います。
校長として教職員の健康管理にも注意しなければなりませんが、できていないのが実態だと思います。保護者の方と話をしていると、教員の勤務実態については知られていないことが多いと感じています。いまだに「先生は夏休みがあっていいな。」と言われることがあります。教師には残業手当がありませんので、勤務時間を過ぎて仕事をしても一切無給です。クラブの顧問をしていると土日も休めないのが現状です。土曜日にたまたま仕事をしていたら、電話が鳴って出ると、「担任の先生はいるか」と言われたので、「今日はいません」と答えると、「なんでいないのか」としかられたことがありました。
また、「休みの日に中学生がたまっているから、指導しに来てほしい」と言われることもあります。保護者からの電話も勤務時間を過ぎてからかかってくることが多く、結局勤務時で帰宅できることはほとんどありません。私立高校などは、夕方になると電話がつながらい学校がありますが公立中学校では実現は難しいかもしれません。
文部科学省からクラブ指導について、週に1回は練習をしない日をつくるようにと通知が来ていて、堺市などはこの4月から実施しています。和泉市でも来年の1月には実施する予定です。その反面、最近は中学校以外でスポーツを習っていて、その大会に中学校の教員が引率していかなければいけないという問題もあります。当然土日のどちらかはその対応になります。学校が抱える仕事が膨大になってきていると感じます。
子どもたちの育成や先生方の健康面を考えると、家庭や地域がもっとかかわっていかなければいけないと思います。
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