2017年8月2日水曜日

懐かしい人との再会

 夏休みに入って、各クラブの大会がたくさんありました。多くのクラブでは7月で引退する3年生がたくさんいて、8月に入って新チームで頑張っているクラブが多くなりました。グラウンドやテニスコートなど外で練習している生徒たちはビックリするくらい日に焼けています。また、体育館や教室で練習している生徒たちは日に焼けないとはいえ暑い中汗だくで練習しています。当然指導する先生方も同じ状況で頑張っています。中学時代のこの経験が大人にっても忘れることのない大切な思い出になればと願います。


 話は変わって、夏休みには長い間会っていなかった親戚や友人などに久しぶりに会う機会に恵まれる時期でもあります。私も昨日長い間お会いしていなかった方に会うことができました。その方は私が新任で勤務した石尾中学校で同じ学年、同じ教科でお世話になった先輩の先生です。(ちなみに私は国語を教えていました)


 大げさではなくその先生との出会いが私の教師人生に大きく影響しました。その先生のようになりたいと思いました。(実際は足元にも及びませんでしたが)その先生は今は退職されていて、悠々自適な人生を送られています。その先生の授業はとてもユニークでテスト問題も独特なものでした。ただ、出来上がるのが非常に遅いのが大変でしたが。。。


 何がすごいと言っても子どもたちへの関わり方です。あんなに深く子どもたちに関わった先生に出会ったことがありません。その先生が私に「原野君、僕はいつでも子どもに恋をしているねん。子どもに恋をしなくなったときは、教師をやめる。」と言われたことを今でもはっきり覚えています。それ以来、私は「どんな子どもでも好きになる。好きになれない子どもがいるとしたら自分の教師としての力が足りないんだ。」ということを信条として今までやってきました。そのおかげで未だに嫌いになった生徒はいません。(生徒が私を好きかどうかはわかりませんが)


 久しぶりにお会いして話をする中で、その先生が少しも変わっていなかったことに驚きを感じるとともに嬉しさを覚えました。また、私のことを褒めてくれたときは、この先生に褒めてもらえたことに何ともいえない感情が沸き起こりました。機会があれば、今の職場の先生方に直接話をしていただきたいと思います。


 郷荘中学校は生徒と先生の中がとても良いと思います。教師は子どもたちの人生に関わる仕事をしているんだという思いをもって子どもたちに関わってほしいと思います。