10月27日(金)に「合唱コンクール」を行いました。今年は体育館が工事で使用できないので、和気小学校の体育館をお借りして実施しました。リハーサルもできず、ぶっつけ本番で不安もありましたが、当日は感動の一日になりました。
午前中は1,2年生の合唱コンクールでした。昨年までは全学年の保護者の方に参観してもらえたのですが、今年は和気小学校を借りていますので保護者の参観は3年生のみとさせていただきました。1年生は中学校生活初めての「合唱コンクール」一生懸命歌っていましたが、まだ幼さの残る歌声でした。2年生は昨年と比べ「成長したなあ」と思えるほど素晴らしい合唱で、「もしかしたら午後から歌う3年生よりうまいかもしれない」と思えるほどでした。
そんな思いを持ちながら、午後からの3年生の合唱を聞きました。どのクラスも素晴らしくてさすが3年生と思えるものでした。2年生も上手だったけど、3年生はさらにその上をいっていました。歌う前にクラスのアピール文を読むのですが、3年生のあるクラスで「先生、今まで言うことを聞かずにごめんな。こんな僕を見捨てず、ずっと関わってくれてありがとう」と言った生徒がいました。その言葉を聞きながら、「そうやねん。郷荘のいいところはどの生徒も見捨てないところやねん」と心の中でつぶやいていました。
私は審査員としてすべてのクラスの歌を聞きましたが、どのクラスも甲乙つけがたいものでした。1年生から3年生までどのクラスも歌う時に下を向いている人はいませんでした。全員が指揮者を見つめてしっかり歌っていました。伴奏者が途中で演奏を間違えてピアノを弾くのをやめたときも、伴奏の人が目立たないようにクラス全員で歌い続けました。
私は確信しました。郷荘中学校の生徒は本当に良い子どもたちです。過去にはいろいろ言われていたかもしれませんが、この生徒たちならきっと郷荘中学校を生徒たちが輝く学校にしてくれると思います。