2017年2月20日月曜日

卒業生の活躍が新聞に載りました。

 今朝学校に出勤するとひとりの先生が新聞を手に私のところに来て「卒業生のことが新聞に載っています」と報告がありました。2月19日の朝日新聞「泉州版」に顔写真とともにその記事が載っていました。私の住んでいるところには泉州版がないため、初めて知りました。

 記事の内容はデング熱に苦しむフィリピンの子どもたちに使ってもらおうと、府立三国ヶ丘高校の2年生6人が。蚊よけブレスレットを生産・販売する計画を立て、夏休みに現地を訪れて課題を研究。企業からヒモに香りをつける方法や海外展開のノウハウを学び、事業のアイデアを競う高校生のコンテストでグランプリを受賞したとのことでした。記事では、マニラを訪れたときに現地の大学生とゴミの山を訪れ、使えそうな品を探して歩く子どもたちを見て、大学生からは現地の虫よけ商品はスプレーが主流で子どもたちが汗をかくと落ちてしまうと教わった。フィリピンではデング熱患者のうち5~14歳の子どもが4割弱を占めると聞き、子どもが安全に使える蚊よけグッズをめざすことにした。とありました。

 大阪に戻ってからは、製薬会社や大学教授に取材し、現地産のマニラ麻を使って試作品を作り、学校内で蚊が多くいる場所でその効能を試したと書かれていました。

 私が校長で赴任したときの3年生であったその生徒は、私の中では非常におとなしいという印象でしたので、この記事を読んだときは嬉しくもあり驚きもありました。がんばっている卒業生は他にもたくさんいると思いますが、かつての生徒ががんばっている姿を見聞きするのは嬉しかったのでブログに書きました。