2019年2月12日火曜日

大阪府内私立高校入試 他




大阪府内の私立高校の入試が2月9日(土)・10日(日)に実施されました。
入試の前日には、事前の指導を行いました。この後、3月中旬にかけて、公立高校の特別選抜、一般選抜と入試が続きます。
受験生の皆さんが、体調に気をつけて、今まで頑張ってきたことに自信を持って、力を発揮してくれることを心から祈っています。
 さて、話題が変わりますが、最近、児童虐待に関する痛ましい事案がたびたび道されています。とくに先月末から連日、1月に千葉県で起こった小学生の女子児童が自宅で死亡した痛ましい事件が、新聞・テレビ・ネットのニュースで流れています。

一時的に保護された当該児童を自宅に帰すことを決定した児童相談所(大阪府では子ども家庭センタという名称です。)の対応などについて連日報道されています。児童福祉法では、児童相談所は、保護者の不在や虐待などにより療育が困難な子どもを保護者の同意なく一時的に保護する権限を持つとなっています。また、一時的に保護して、直ちに保護者のもとに返すことが適当でないと判断する場合には長期分離を図ることができる権限があります。そのため、場合によっては、保護者と児童相談所との間で難しい状況となることがあります。
 小中学校でも、児童虐待防止法により、虐待の事実を確認したり、その疑
いがあれば、児童相談所に通告する義務があります。児童福祉法による児童相談所の一時保護の権限により、学校の通告も保護者への同意なく行うことになります。法治国家である日本では法律を遵守しなければなりません。子どもの安全を確保するための措置ですが、難しい状況になることは悩ましいことです。
女子児童の命が失われた事実は、ほんとうに残念で悲しい出来事となりました。